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Appleは正規店以外での修理をどう思っている?

2019年11月11日更新

Appleは正規店以外での修理をどう思っている?


 

iPhoneを使っていてトラブルに見舞われた時、選択肢に上がるのは…Apple公式のサービス「正規店」と、街の修理屋さん「非正規店」この2つですよね。

正規店と非正規店ではメリット・デメリットが相反する形で存在しているので、その時々の置かれた状況で選ぶ事になりますが…

今回は意外と知られていない「非正規店」と「Apple」の関係についてご紹介していきます。
非正規店とは?
ユーザー泣かせの「エラー53」
Appleは強制的に正規店でしか修理出来ない環境を作っている?
結局「非正規店」を選んでも大丈夫?

非正規店とは?




そもそも非正規店というのは独自ルートでパーツを仕入れ「安く・早く・データを残したまま」iPhoneの修理ができるというメリットを持つ、Apple非公認のiPhone修理店です。

壊れたスマホをいち早く直したいユーザーにとって非常に便利な街の修理店ですが、Apple社からすると「品質に影響を及ぼすパーツを付けている可能性」を一番に懸念し、また「公式なリユース活動の妨げ」になる存在と位置づけられているようです。

Apple社は自社による設計と生産管理を徹底しているので、バッテリーや液晶パネル、小さなパーツに至るまでチップにより管理されています。なので非正規店で修理されたiPhoneには何かしらの形跡が残るようになっているわけです。

ユーザー泣かせの「エラー53」




過去に話題になったものではiPhone6を非正規店で修理した後にiOSアップデートを行うことで起動不可になるプログラム「エラー53」が発動するという報告もありました。

これは当時、かなり話題になりましたね。
またiPhone8では…
特定のiOSバージョンにおいて、交換したパネルのタッチ操作が効かない

TrueTone(色彩を環境に合わせて変える機能)の消滅

なども報告されています。

最近ではiPhoneXSのバッテリー交換を非正規店で行うと、最大容量(バッテリーの劣化を通知する機能)が表示されなくなったり、バッテリーの品質に対するメッセージが表示されるといいます。

Appleは強制的に正規店でしか修理出来ない環境を作っている?




以上のことからiPhone修理業が盛んであるアメリカをはじめとする諸外国では「自由に修理する権利」が盛んに議論されています。

これは「ユーザーが修理の方法を自由に選ぶ権利」を侵害してはいけないというもので、簡単に言えば「Appleに頼んで直さなければいけない状態は不公平である」との考え方ですね。

もちろん「セキュリティ上の問題」「品質保証」など様々な観点の上で行われている事なので「どちらが悪い」というような考えでは語れません。

ただユーザー側に「選ぶ権利がある」というのは事実です。
近くにApple正規店が無い地域も少なからず存在し、予約の取り方が難しい、予約が取れないという方にとって街の修理店は頼れる存在ですよね。

結局「非正規店」を選んでも大丈夫?




現段階では、非正規店で修理を行うことは特に問題が無いと言えます。
海外では「修理する権利」を主張する声が強いため、Appleは簡単に自社公認サービス以外を排除は出来ないと推測されるからです。

しかしAppleの今後の動向に次第では修理するパーツによって正規店と街の修理店を使い分けた方がお得という状況も出てくるかもしれません。
Apple社は非正規修理全般をあまり良く思っていない。

街の修理屋さんはAppleよりもユーザー目線で修理をする。

 

という構図の中にあっても…
海外で盛んな「修理する権利」に対する議論も日本ではあまり知られていません。

「街の修理店は非正規と言われているけれど、正規店とどこが違うのかわからない」というユーザーも多く存在しています。

ヒカクハカセでは正規店も非正規店も一緒に比較することが出来ます。
さらに、コラムやQ&Aでは正規店・非正規店を横並びにして、詳細な情報も掲載しておりますので「修理をする方法」に迷ったときは、是非参考にしてみて下さい!

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