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iPhoneの修理を行う際の注意点【街の修理店編】2019年版

2019年11月11日更新


iPhoneの修理を行う際の注意点【街の修理店編】


「iPhoneの画面が壊れた!」「iPhoneのバッテリー交換がしたい!」そんな時に大活躍するのが「街のiPhone修理店」です。予約なしでも受付が出来て、端末のデータが消えることもなく、即日修理が可能ということで、重宝している方も多いのではないでしょうか。

しかし、街のiPhone修理店は「非正規店」と呼ばれることもあります。「非正規店」と聞くと初めてiPhoneを修理する方にとっては「非正規店って、なんだか響きが悪いけど修理して大丈夫なの?」と心配してしまいますよね。

今回はそんな心配を払拭しつつ、街のiPhone修理店で修理を行う場合の注意点をご紹介していきます。
正規店と非正規店の違いとは?
・Apple社の認可を受けているか
・Apple社認定技術研修
非正規店におけるパーツの品質
価格で見極める
非正規店における技術力の差
・総務省登録修理業者であるか
総務省登録修理業者一覧(2019年現在)
口コミから判断
・実際に修理した身近な人に聞く
まとめ

正規店と非正規店の違いとは?



Apple社の認可を受けているか否か


まず挙げられる大きな違いは、「Apple社の認可を受けているか否か」という点です。

Appleの認可を受けている正規店ではAppleの純正パーツを使って修理することが出来ます。

非正規店ではAppleの純正品を使って修理することはできないため、パーツの品質がお店によって変わってしまいます。

Apple社の認定技術研修


次に挙げられる正規店と非正規店の違いは「Apple社の定める技術研修を受けているか否か」という点です。

Apple社には「ATLAS」呼ばれるAppleのテクニカル学習管理システムがあります。

ATLASとはApple Technical Learning Administration Systemの略でオンライン上でApple製品の修理トレーニングやApple製品についての知識を勉強できるAppleが運営するウェブサイトのことを指します。
ATLASとは
HTTPS://SUPPORT.APPLE.COM/JA-JP/HT206048
(リンク先Appleサポート:ATLAS に関してよくお問い合わせいただく質問)

このATLASは、Apple正規サービスプロバイダやApple Storeで勤務する技術者やオンラインのApple StoreにてApple Care Technician Trainingを購入し、メンバーシップ登録を行った方のみ閲覧が許されるウェブサイトで、Apple製品の修理関する知識の全てが詰まっています。

正規店で修理を行うスタッフは、このATLASを使った技術指導を受けているか、Appleの認定サービス試験に合格したスタッフの技術指導を受けており、技術面での安心感があります。

もちろん、非正規店であってもApple Care Technician Trainingを購入して、ATLASを使った技術研修を行っている可能性もあります。

以上2つの点が正規店と非正規店の大きな違いと言えます。この2つの点から生じる非正規店での注意点を確認していきます。

非正規店におけるパーツの品質


「街のiPhone修理店(非正規店)では、純正品を取り扱うことが出来ない。」ということは、すなわち「街のiPhone修理店で修理をする場合、基本的にパーツの質はお店によって変わる。」と言い換えられます。

これは街のiPhone修理店を選んでいくうえで、重要なポイントです。

では、優良パーツを取り扱う街の修理店をどのように見極めていくのが正解なのでしょうか。

価格で見極める




優良なパーツを取り扱うお店を見つける方法として有効な手段は「価格で見極める」方法です。

どんなパーツであっても、品質を追求していくと価格は高くなっていくものです。

にも関わらず、「明らかに周辺の店舗よりも価格が安い」ようなお店は信用しないのが得策です。(大抵何かしらの理由が裏にあります。)

ホームページでは「最高品質のパーツを使用しています!」というような宣伝文句をよく見かけますが、iPhoneパーツの品質を判断する第三者機関などはありません。

とはいえ、高すぎるお店で修理したところで、街の修理店で修理するメリットが薄れてしまいます。

ですので、街の修理店で修理を行う場合は、取り扱っているパーツについてしっかりと話が出来るお店に相談することが大切です。

技術力について


街のiPhone修理店には正規店における「ATLAS」のようなApple社認定の技術継承が行われていない可能性がある旨は前述しました。

では、街のiPhone修理店を選ぶにあたり、お店の技術力について、どのように推し測るのが妥当な手段なのか解説していきます。

総務省登録修理業者であるか


街のiPhone修理店の技術力を確認するにあたり、目安となるのが「総務省認定登録事業者であるか否か」です。

街のiPhone修理店の創成期と言われている2013年頃、「街のiPhone修理店で修理することは法的にみると違法に近いグレーゾーン」と呼ばれていました。

法律が現代のスマホ事情に追い付いていないことが原因でしたので、大きな問題とはなっていませんでしたが、「一般ユーザーにとって業者の良し悪しを判断する材料が必要」ということで法整備する必要がありました。

そこで、iPhoneを修理するにあたっての技術基準についても明確にすることを目的に2015年4月1日に施工された制度が総務省認定登録修理業者制度です。

この、総務省認定登録修理業者に登録されている企業は「国からのお墨付き」をもらっていると解釈していいでしょう。技術面については安心感があるのではないでしょうか。

2019年現在、総務省登録修理業者に登録されている企業は61社あります。

総務省登録修理業者一覧(2019年現在)



1 Asurion Technology Japan株式会社
2 株式会社クレア
3 モバイルケアテクノロジーズ株式会社
4 スマホステーション株式会社
5 株式会社イー・トラックス
6 iCracked Japan株式会社
7 株式会社ゲオ
8 株式会社AppBank Store
9 エース株式会社
10 MEC.i株式会社
11 緒方 和博
12 日本特殊軽電株式会社
13 株式会社リンゴ屋
14 北筑電業株式会社
15 株式会社りんごや名古屋通商
16 日本PCサービス株式会社
17 清水 健一
18 株式会社サードウエーブエクスチェンジ
19 株式会社ホワイトボード
20 株式会社ギア
21 株式会社ブレイディア
22 株式会社ティーデザイン
23 アイエフシー株式会社
24 マッチングワールド株式会社
25 有限会社ビイネット
26 株式会社スマホスピタル
27 ミク・スタイル株式会社
28 株式会社オーバーカム
29 バイヤーズ株式会社
30 株式会社グロウワーク
31 株式会社インチャージ
32 ユウソリューションズ株式会社
33 株式会社Econet
34 株式会社MobileStyle
35 株式会社EcoRenew Japan
36 株式会社NKアース
37 デジタルリユース株式会社
38 株式会社ネオリア
39 ミニット・アジア・パシフィック株式会社
40 株式会社GLOBAL WORKS
41 株式会社FOSTER
42 有限会社エヌオーワンセブン
43 株式会社アソビゴコロ
44 株式会社フラッシュエージェント
45 西菱電機株式会社
46 株式会社ブループリント
47 株式会社WISE IT
48 ぐんぐん株式会社
49 株式会社ヒカリオ
50 株式会社日本アシスト
51 ウィストロン株式会社
52 株式会社every
53 株式会社キャッスル
54 株式会社ナスキー
55 アドレス・サービス株式会社
56 株式会社CIO
57 株式会社シナジーグローバル
58 レディオブック株式会社
59 株式会社MM4
60 株式会社トニーズ
61 ヴィレッジトレーディング合同会社

データ引用元 総務省ホームページ:登録修理業者一覧(PDF)


登録されていない修理業者であっても、パソコン修理店のスタッフさんや、パソコン教室を行っている店舗もあります。このような店舗は、小型電子機器に精通したスタッフさんが常駐している場合が多いため、比較的安心できるお店であると言えます。

口コミから判断




Googleマイビジネスやエキテンなど、様々な媒体でユーザーの感想を知ることのできる時代になり、お店に行かずにお店の評判を知ることが出来るようになりました。

この口コミを見ることで、お店の評判を比較することもできますよね。「お店選びで失敗したくない。」というのはユーザーの誰もが思うところです。

しかし、iPhone修理店の評判を推し測るにあたって、この「手軽にできる口コミ」がお店の本来の姿を隠している場合があります。

それが「ステルスマーケティング(通称ステマ)」と呼ばれている手法で、文字通り「こっそりと市場活動を行う」ことを指します。例えば、街のiPhone修理店を探した時に「口コミの数がやたら多いのに★5ばかり」というお店をよく見かけませんでしたか?

その大量の口コミ、本当にお店を利用したお客さんではない可能性があります。お店の評判をよく見せるために、口コミを書く業者を雇ったり、スタッフの方が書いている可能性があるのです。(もちろん、本当にその修理店を気に入って高評価を入れているお客さんも大勢いらっしゃいます。)

この、ステルスマーケティング問題はiPhone修理業界に限ったことではありませんが、iPhone修理業者が総じて「WEBリテラシーが高い」ということに起因して、都心にある街の修理店では少し目立つように感じます。

街のiPhone修理店が別の競合店に悪質な投稿を入れている場合もあります。このことから、都心にある街のiPhone修理店口コミの多くは★5と★1が多い傾向にある場合があるかもしれません。(あくまで一部の店舗です。)

お店選びでは口コミには頼りすぎないようにすることが大切となります。

実際に修理してきた身近な人に聞いてみる


街のiPhone修理店における口コミは信ぴょう性に欠ける場合があるので、「実際に修理をしたことのある身近な人物に相談して話を聞く」これが一番です。

もしも身近に修理を行ったことのある人物がいない場合は複数の店舗に電話で問い合わせてみて、一番対応のいい修理店に修理をお願いする。この方法が最良と言えるでしょう。

まとめ



総務省登録修理業者か確認


まずは行きたいお店が総務省登録修理業者か確認しておきましょう。もちろん登録されていないお店でも優良店はありますので、その他の点も重要となります。あくまで、お店選びの基準のひとつと捉えておくのがいいかもしれません。

電話での対応はしっかりとしているか


電話対応がおざなりな店舗は当然のことながら、信用できません。積極的に電話問い合わせを活用しましょう。取り扱っているパーツについてもしっかりと説明が出来るお店が好ましいでしょう。

絶対に直る!は信用できない


「絶対に直ります!」というお店は信用しないのが得策です。

本来、機械の故障というものは丁寧な故障診断から、故障箇所を特定していき、大小様々な原因を一つ一つ取り除くことによって全貌が見えてくるものです。受付してすぐに「絶対に直る」という言葉が出た場合、そのスタッフさんは精密機械の知識が豊富ではない可能性があります。

iPhoneやスマホについて知識が無いことをいいことに、適当な情報を吹き込まれてしまう恐れもあります。

ユーザー側がiPhoneについて知識不足なのは仕方の無いことかもしれません。本来であれば、ユーザーがiPhone修理サービスについて知識や興味が無いのは至極当然のことで、それを優しくサポートしてくれるお店を選ぶべきです。

iPhoneが精密機械である以上「絶対に直る!」という保証がないということは理解しておく必要があります。これも、街の修理店で修理する際の注意点のひとつと言えます。

以上が街のiPhone修理店で修理を行う際の注意点となります。

いかがでしたでしょうか?

一言にiPhone修理と言っても「どこで修理しよう?」「費用はどのくらい?」「修理にかかる時間は?」と考えなければいけないことが非常に多いのが実状です。

そんな面倒事も、優良iPhone修理店を見つけることが出来れば、一発で解決できます。是非、ヒカクハカセのコラムを街の修理店選びの参考にしてみてくださいね!

それでは!

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