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【究極の】fairphone3とは!?【DIYスマホ】
2019年11月11日更新
当サイト「ヒカクハカセ」のメインコンテンツはズバリ
iPhoneやスマホの修理店を紹介することです。
そんな当サイトが注目したのは...ヨーロッパ発の「fairphone」です。
何がそんなにフェアーかというと、その真意はパーツの構成にあります。
通常、iPhoneを含むスマートフォンはメーカーが製造をした段階で...その後にユーザーが分解することを考えられていません。リバースエンジニアリングなどの専門的な技術が必要であったり街の修理店のようにパーツを専門業者から仕入れたりしなければ例え壊れたスマホでも分解することは推奨されません。
しかしこのfairphoneのコンセプトは...
「ユーザーが自分で修理をして、使い続ける」
つまり「皆が平等に永く一つのスマホを使い続ける」という事なんです。
さらにあまり意識したことが無いと思いますが...
私達が使っているスマホには大量の希少金属「レアメタル」が含まれています。
これには数種類あるのですが地球上の一部地域でしか採掘が出来ません。
それが原因で採掘権を争い「内戦」が起きたり、未成年労働者が雀の涙ほどの賃金で奴隷同然に働かされている現状があります。
fairphoneには紛争の元になる希少金属の使用量をリサイクルによって最低限に抑え人間にとっても、スマホにとってもフェアーな方法を模索するというコンセプトも含まれています。
またメーカーからの制限によって「修理する自由」を奪われているという意見もあり、ユーザーが修理をする自由を得られる、という理由も含まれているとか。
自由や平和を愛するという名の下に生まれたのがfairphoneというわけですね。
日本ではあまり馴染みのないfairphoneも1・2・3と発表されていて...
今回、紹介するのは最新世代のfairphone3になります。
さて、ここからは本題に入ります。
fairphoneシリーズは大まかに7個のパーツがあり...
液晶
これ以外に全てのパーツの土台となる電子基板を搭載したメインフレームで構成されています。
スマホには様々なイノベーションが起きてきましたがブロック玩具のようにパーツが交換できるスマホというのは...過去にグーグルがコンセプトとして発表した「project Ara」が最後です。
もちろん拡張機能としてモジュールを搭載可能なMotorola Zシリーズは現役ですが...基本的な構造からパーツを交換して使うというのは、とても珍しいです。
付属品にドライバーが付いてくるスマホなんて、聞いた事ありませんものね。
主要なスペックは以上のようになり、いわゆるミッドレンジ。
しかし現在主流となっている仕様はシッカリ抑えてあるので、何気なく使うことが出来ます。
同スペックであれば実売3万~といった感じで、もっと特徴のあるスマホを買える価格帯ではありますが...
fairphone3はゲーミングスマホではありません。レンズの数も一つです。
更に言ってしまえば特別なものは機能の中に何もないと言えるでしょう。
しかし「日常に溶け込んで、家具のように長く使える」
そこにオランダ生まれのfairphoneのメリットになるわけですね。
そして気になるのは、その価格です。
現在プレオーダーの段階なので価格変動はあると思いますが...
本体が450ユーロ(日本円にして53000円ほど)
交換パーツは20ユーロから90ユーロ(高いものでも1万円程度)で購入できるようです。
もし全てのパーツを交換することになっても大体2万円台で済んでしまいます。
(基盤を含むフレームは別にしても...)
更に旧モデルのfairphoneをメーカーにリサイクルで返すと新機種が割引で手に入ります。
これってかなり革新的な製品だと思いませんか?
実は、筆者も昔スマホの修理店で働いていた事があり...修理の都度「もう少し楽に交換できたらいいな」と考えていました。
ガラケーの時代はバッテリー取り外し式の機種も多く存在し、スマホへの転換期にもバッテリーを自分で取り外せるスマホはありました。
もちろん技術的な限界や安全性を考慮した結果...現在のような形に落ち着いたという意見もあると思います。
逆に言えば安全性とコストの両立を目指していった結果、大量生産の使い捨てが生まれたとも言えます。
今回紹介したfairphoneのように「安全かつユーザーに優しい」スマートフォンの登場は新しい発見や更なる進歩へ繋がると感じます。
どんなに理想的なスマートフォンだと感じても...
日本で使えなければ意味がありませんよね。
結論から言うと...
というのも元がオランダのメーカーであり、主な販売地域がヨーロッパに限定されているため購入すら日本からでは出来ません。仮に手を尽くして入手できたとしても、日本で技適マークを取得していなければ外での通信は電波法により禁止されています。
また正式に日本で発売される場合に
パーツとして輸入するのか
スマホとして輸入するのか
それにより関税が変動する形になりますし、基本的にユーロ圏から日本への輸出製品は高くなる傾向にあります。
そういったことを踏まえ...今後も日本での販売は望み薄だと考えています。
しかし!こういったコンセプトの製品が世界に存在するということは...
もしかするとアジアでも、日本でも同じような製品が発売される可能性はありますから...そこに賭けたいですね。
今回は機能やスペックとは違う部分で注目のスマホfairphone3を紹介しました。
進化の上で過渡期にあるスマートフォン全体を見渡しても、このコンセプトは素晴らしいものだと筆者は感じています。
iPhoneを含む近年のスマートフォン市場は多機能性を売りにに買い替えや乗り換えを促進することがベースにあると言えます。もちろん市場の活性化には不可欠なことですが...その消費の先にあるものは何か?というところへの疑問を製品として世の中に出していく姿勢は今までになかったものだと感じます。
カメラが増え、処理性能が上がり、より長時間使えるようになったとしても...
使う人間が何も感じなくなってしまえば、それまで。と筆者は考えました。
当サイトでは「今あるものを活かす」お手伝いをしてくれる修理店を沢山ヒカクしています。
「今のiPhoneやスマホを使い続けたい」と感じている方にオススメのお店の数々を地方別で紹介しておりますので、気になる方は要チェック!
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【究極の】fairphone3とは!?【DIYスマホ】
当サイト「ヒカクハカセ」のメインコンテンツはズバリ
iPhoneやスマホの修理店を紹介することです。
そんな当サイトが注目したのは...ヨーロッパ発の「fairphone」です。
何がそんなにフェアーかというと、その真意はパーツの構成にあります。
通常、iPhoneを含むスマートフォンはメーカーが製造をした段階で...その後にユーザーが分解することを考えられていません。リバースエンジニアリングなどの専門的な技術が必要であったり街の修理店のようにパーツを専門業者から仕入れたりしなければ例え壊れたスマホでも分解することは推奨されません。
しかしこのfairphoneのコンセプトは...
「ユーザーが自分で修理をして、使い続ける」
つまり「皆が平等に永く一つのスマホを使い続ける」という事なんです。
さらにあまり意識したことが無いと思いますが...
私達が使っているスマホには大量の希少金属「レアメタル」が含まれています。
これには数種類あるのですが地球上の一部地域でしか採掘が出来ません。
それが原因で採掘権を争い「内戦」が起きたり、未成年労働者が雀の涙ほどの賃金で奴隷同然に働かされている現状があります。
fairphoneには紛争の元になる希少金属の使用量をリサイクルによって最低限に抑え人間にとっても、スマホにとってもフェアーな方法を模索するというコンセプトも含まれています。
またメーカーからの制限によって「修理する自由」を奪われているという意見もあり、ユーザーが修理をする自由を得られる、という理由も含まれているとか。
自由や平和を愛するという名の下に生まれたのがfairphoneというわけですね。
日本ではあまり馴染みのないfairphoneも1・2・3と発表されていて...
今回、紹介するのは最新世代のfairphone3になります。
【究極の修理可能スマホ、その全貌とは】
さて、ここからは本題に入ります。
fairphoneシリーズは大まかに7個のパーツがあり...
液晶
バッテリー
バックパネル
トップモジュール(インカメラ等)
カメラ
スピーカー
ボトムモジュール(充電端子など)
これ以外に全てのパーツの土台となる電子基板を搭載したメインフレームで構成されています。
スマホには様々なイノベーションが起きてきましたがブロック玩具のようにパーツが交換できるスマホというのは...過去にグーグルがコンセプトとして発表した「project Ara」が最後です。
もちろん拡張機能としてモジュールを搭載可能なMotorola Zシリーズは現役ですが...基本的な構造からパーツを交換して使うというのは、とても珍しいです。
付属品にドライバーが付いてくるスマホなんて、聞いた事ありませんものね。
【大事なのは中身?性能は?】
CPU | RAM | バッテリ | ディスプレイ | カメラ |
Snap dragon632 | 4GB | 3000mah | 5.65inch FullHD+ 18:9 | 1.2MP/f1.8+8MP/f2.0 |
主要なスペックは以上のようになり、いわゆるミッドレンジ。
しかし現在主流となっている仕様はシッカリ抑えてあるので、何気なく使うことが出来ます。
同スペックであれば実売3万~といった感じで、もっと特徴のあるスマホを買える価格帯ではありますが...
fairphone3はゲーミングスマホではありません。レンズの数も一つです。
更に言ってしまえば特別なものは機能の中に何もないと言えるでしょう。
しかし「日常に溶け込んで、家具のように長く使える」
そこにオランダ生まれのfairphoneのメリットになるわけですね。
【そのお値段は!?ランニングコストは!?】
そして気になるのは、その価格です。
現在プレオーダーの段階なので価格変動はあると思いますが...
本体が450ユーロ(日本円にして53000円ほど)
交換パーツは20ユーロから90ユーロ(高いものでも1万円程度)で購入できるようです。
もし全てのパーツを交換することになっても大体2万円台で済んでしまいます。
(基盤を含むフレームは別にしても...)
更に旧モデルのfairphoneをメーカーにリサイクルで返すと新機種が割引で手に入ります。
これってかなり革新的な製品だと思いませんか?
実は、筆者も昔スマホの修理店で働いていた事があり...修理の都度「もう少し楽に交換できたらいいな」と考えていました。
ガラケーの時代はバッテリー取り外し式の機種も多く存在し、スマホへの転換期にもバッテリーを自分で取り外せるスマホはありました。
もちろん技術的な限界や安全性を考慮した結果...現在のような形に落ち着いたという意見もあると思います。
逆に言えば安全性とコストの両立を目指していった結果、大量生産の使い捨てが生まれたとも言えます。
今回紹介したfairphoneのように「安全かつユーザーに優しい」スマートフォンの登場は新しい発見や更なる進歩へ繋がると感じます。
【どこで買える?日本でも使える!?】
どんなに理想的なスマートフォンだと感じても...
日本で使えなければ意味がありませんよね。
結論から言うと...
現状は使えません
というのも元がオランダのメーカーであり、主な販売地域がヨーロッパに限定されているため購入すら日本からでは出来ません。仮に手を尽くして入手できたとしても、日本で技適マークを取得していなければ外での通信は電波法により禁止されています。
また正式に日本で発売される場合に
パーツとして輸入するのか
スマホとして輸入するのか
それにより関税が変動する形になりますし、基本的にユーロ圏から日本への輸出製品は高くなる傾向にあります。
そういったことを踏まえ...今後も日本での販売は望み薄だと考えています。
しかし!こういったコンセプトの製品が世界に存在するということは...
もしかするとアジアでも、日本でも同じような製品が発売される可能性はありますから...そこに賭けたいですね。
最後に。
今回は機能やスペックとは違う部分で注目のスマホfairphone3を紹介しました。
進化の上で過渡期にあるスマートフォン全体を見渡しても、このコンセプトは素晴らしいものだと筆者は感じています。
iPhoneを含む近年のスマートフォン市場は多機能性を売りにに買い替えや乗り換えを促進することがベースにあると言えます。もちろん市場の活性化には不可欠なことですが...その消費の先にあるものは何か?というところへの疑問を製品として世の中に出していく姿勢は今までになかったものだと感じます。
カメラが増え、処理性能が上がり、より長時間使えるようになったとしても...
使う人間が何も感じなくなってしまえば、それまで。と筆者は考えました。
当サイトでは「今あるものを活かす」お手伝いをしてくれる修理店を沢山ヒカクしています。
「今のiPhoneやスマホを使い続けたい」と感じている方にオススメのお店の数々を地方別で紹介しておりますので、気になる方は要チェック!
【併せて読みたい記事】
【2019年版】最強の新作スマホはコレだ!
Androidのスマホを幅広く対応してくれる修理店はあるのか…?
【2019年】ワンセグ非搭載スマホはコレだ!【最新版】