Google Pixelのバッテリー ヘルスの確認手順を紹介します。充電サイクル数の確認手順と、バッテリー ヘルス アシスタントも説明します。
リチウムイオン バッテリーの容量の低下
Google Pixelのバッテリーは、充電式リチウムイオン バッテリーです。
このバッテリーの充電サイクルの回数には、上限があります。
そのため、最終的にはバッテリーの交換が必要です。
すべてのバッテリーは消耗品です。
Googleは、温度や充電と放電、使用状況などを容量低下の要因に挙げています。
容量が低下した場合の変化は、次のとおりです。
- バッテリーの駆動時間が短くなります。
- 高温や低温の環境で、電力の供給が安定しなくなります。
バッテリー ヘルスとステータスの種類
バッテリー ヘルスでは、元の容量を基準に、現在の容量の推定値を把握できます。
ステータスの判断は、現在のバッテリー容量を基にしています。
新品状態のバッテリー ヘルス値の根拠は、ラボで実施されたテストの結果です。
実際のバッテリーの状態と、この値が異なる場合もあります。
ステータスの種類と意味は、次のとおりです。
| ステータス | 意味 |
|---|---|
| 正常 | バッテリー容量が正常な範囲内 |
| 低下 | バッテリー容量が80%未満 |
| 利用不可 | バッテリーのステータスを判断できない状態 |
バッテリー ヘルスの確認手順
対象の機種は、Google Pixel 8a以降に限られます。
Google Pixel Tabletは、対象に含まれません。
- スマートフォンの設定アプリを開きます。
- 「バッテリー」、「バッテリー ヘルス」の順にタップします。
- 表示されたステータスを確認します。
容量の推定値を確認する場合は、続けて「バッテリー容量」をタップします。
充電サイクル数の数え方
充電サイクル数の定義は、バッテリーの完全な放電と再充電の回数です。
回数には、部分的な放電も考慮されます。
100%から50%まで使用し、100%まで再充電すると0.5サイクルです。
定格充電サイクル数
Googleが示す定格充電サイクル数は、次のとおりです。
| 機種 | 最大80%の容量を維持する充電サイクル数 |
|---|---|
| Google Pixel 3からGoogle Pixel 8 Proまで | 約800回 |
| Google Pixel Fold | 約800回 |
| Google Pixel 8a以降 | 約1,000回 |
Googleは、実際の寿命は使用パターンなどの要因で異なるとしています。
充電には、対応するUSB-C PDまたはPPSの充電器の使用を案内しています。
充電サイクル数の確認手順
充電サイクル数を確認できるのは、Google Pixel 8a以降です。
- 設定アプリを開きます。
- 「デバイス情報」、「バッテリー情報」の順にタップします。
同じ手順で、製造日と初回使用日も確認できます。
製造日は、スマートフォンへの搭載前に、バッテリーを組み立てた時点の日付です。
初回使用日は、スマートフォンの電源を初めてオンにした時点の日付です。
工場での品質チェックの関係で、購入日やセットアップ日より前の場合もあります。
Googleがバッテリーの交換を推奨する条件
Googleは、次の場合にバッテリーの交換を推奨しています。
- バッテリー容量が80%を下回る場合です。
- 充電サイクルが、定格充電サイクル数の表の回数に達している場合です。
- 稼働時間が短くなっている場合です。
Googleは、劣化したバッテリーの交換による変化を次のように説明しています。
- 低温や高温の環境下で、パフォーマンスが向上します。
- バッテリーの駆動時間が長くなります。
- Google Pixelの耐用年数の延長につながる可能性があります。
Google Pixelのサポートページが、利用可能なオプションの案内先です。
認定修理パートナーを探す方法や修理方法も、ヘルプの別のページにあります。
保証期間中のバッテリーの欠陥には、Google Pixelの保証が適用されます。
各地域の消費者法で認められている権利も、保証されるとしています。
バッテリー ヘルス アシスタント
バッテリー ヘルス アシスタントでは、最大電圧が段階的に調整されます。
調整は200回目の充電サイクルで始まり、1,000回目まで段階的に続きます。
Googleは、これによりパフォーマンスと劣化を安定させられるとしています。
駆動時間の短縮は、バッテリーの使用年数が長くなるにつれて少しずつ進みます。
この機能は、調整後の容量に基づいて充電速度も調整します。
充電性能が、若干変化する場合があります。
この機能の対象は、Google Pixel 6a以降です。
Google Pixel 9a以降は、デフォルトでオンの設定です。
これらの機種では、オフにすることはできません。
Google Pixel Tabletは、この機能の対象外です。
バッテリー ヘルス アシスタントのオンとオフの切り替え
オンとオフを切り替えられるのは、次の機種です。
- Google Pixel 6a
- Google Pixel 7
- Google Pixel 7 Pro
- Google Pixel 7a
- Google Pixel 8
- Google Pixel 8 Pro
- Google Pixel 8a
- Google Pixel 9
- Google Pixel 9 Pro
- Google Pixel 9 Pro XL
- Google Pixel 9 Pro Fold
Googleは、健全性とパフォーマンスの維持のため、オンを推奨しています。
- 設定アプリで「バッテリー」をタップします。
- 「バッテリー ヘルス」、「バッテリー ヘルス アシスタント」の順にタップします。
- 「バッテリー ヘルス アシスタントを使用する」をオンかオフにします。
Google Pixel 9aでは、この機能の設定をカスタマイズできません。
バッテリーが膨張しているデバイスの管理
修理オプションの案内先は、store.google.com/repairです。
Googleは、膨張だけでは安全に関する問題と見なさないとしています。
ただし、次の可能性があるとしています。
- 画面が浮き上がります。
- デバイスに液体やほこりが侵入しやすくなります。
露出したバッテリーは、偶発的損害を受けやすくなるとしています。
過熱やけがの可能性もあるとしています。
推奨事項
- 画面の浮き上がりが始まった段階で、問い合わせて修理手続きを開始します。
- 修理の代わりに、各地域の規制に沿ってリサイクルに出す方法もあります。
- リサイクルや修理の前には、個人データのバックアップを行います。
- バックアップ後に、出荷時の設定へリセットし、デバイスのデータをワイプします。
- デバイスは、テーブルやカウンターの上に置き、使用せずに放置します。
- 放置の期間は、バッテリーが自然に消耗するまでの数日間です。
禁止事項
- バッテリーを戻そうと、カバーガラスやバックカバーを押さえつける行為です。
- デバイスをこじ開けようとする行為です。
- デバイスを分解したり、膨張したバッテリーを自分で修理したりする行為です。
- バッテリーやデバイスを家庭ごみとして廃棄する行為です。
Googleが挙げるバッテリー寿命を延ばす方法
- Androidのバージョンの確認と更新を行います。
- 充電は、涼しい環境(25°C前後)で行います。
- 直射日光や外部熱源を避けます。
- Google Pixelの過熱を防ぎます。
- アダプティブ充電を使用します。
- 日常的な消耗の抑制のため、不要な機能をオフにします。
- 30日を超えて保管するときは、少なくとも50%まで充電しておきます。
- 35°Cを超える高温の環境での長時間(6時間以上)の放置を避けます。
出典
2026年10月18日時点の内容です。