iPadでeSIMを設定する方法

公開 2026年11月1日

iPadでeSIMを設定する方法を、Appleの案内に沿って紹介します。eSIMの概要と、アクティベートの方法ごとの手順を説明します。

iPadのeSIMの概要

eSIMは、iPadに組み込まれたデジタル方式のSIMです。

業界標準のSIMでもあります。

eSIMがあれば、物理的なSIMカードは必要ありません。

Appleは、eSIMでできることとして次を挙げています。

  • SIMの切り替え
  • 8つ以上のeSIMの管理
  • 新しいプランのデジタルでのアクティベート

Appleによると、eSIMは特に海外旅行の際に役立ちます。

海外旅行の際の選択肢として、Appleは次を挙げています。

  • 契約中の通信事業者を使った、海外でのローミング
  • eSIMに対応した、旅行先の国や地域の通信事業者からのeSIMの購入

必要なもの

eSIMの設定には、次の両方が必要です。

  • eSIMに対応した契約先(通信事業者か、グローバルサービスプロバイダ)
  • eSIMに対応したiPad

eSIMに対応するiPadは、次のWi-Fi + Cellularモデルです。

  • iPad Pro 13インチ(M4、M5)
  • iPad Pro 11インチ(M4、M5)
  • iPad Pro 11インチ(第1~第4世代)
  • iPad Pro 12.9インチ(第3~第6世代)
  • iPad Air 13インチ(M2、M3、M4)
  • iPad Air 11インチ(M2、M3、M4)
  • iPad Air(第3~第5世代)
  • iPad(A16)
  • iPad(第7世代~第10世代)
  • iPad mini(A17 Pro)
  • iPad mini(第5および第6世代)

物理的なSIMカードを搭載していないモデル

次の機種には、物理的なSIMカードが搭載されていません。

  • iPad(A16)以降
  • iPad Pro(M4)以降
  • iPad Air(M2)以降
  • iPad mini(A17 Pro)以降

これらの機種のアクティベートには、eSIMを使います。

これらの機種のモバイルデータ通信は、eSIMでのみ接続します。

Appleによると、これは世界中のどの国や地域で購入した場合も同じです。

アクティベートの方法

Appleは、eSIMでのアクティベートの方法として次を挙げています。

  • eSIMキャリアアクティベーション
  • 別のiPadからのプランの転送
  • 既存のiPhoneのプランへの追加
  • 新しいプランを探す方法
  • QRコード
  • 通信事業者のiPadアプリ

eSIMキャリアアクティベーション

契約先がこの方法に対応していれば、iPadに新しいeSIMの割り当てが可能です。

購入時にeSIMが割り当て済みのiPadは、電源を入れて設定に進みます。

設定は画面の案内にそって行い、その操作だけでeSIMがインストールされます。

iPadの設定後に、通信事業者に設定してもらった場合の手順は次のとおりです。

  1. 「モバイル通信プランのインストールの準備ができました」の通知をタップします。
  2. 設定アプリでも、同じ文言の項目をタップします。
  3. 「続ける」をタップします。

物理的なSIMカードのプランから切り替える場合は、SIMカードを取り外します。

取り外した後は、iPadを再起動します。

別のiPadからのプランの転送

eSIMクイック転送でのSIMの転送は、通信事業者によっては可能です。

転送元は以前のiPad、転送先は新しいiPadです。

この方法では、通信事業者への連絡は不要です。

設定中に転送を求められた場合は、画面の案内のとおりに操作します。

設定後に別のiPadから転送する手順は、次のとおりです。

  1. iPadのiPadOSが、最新バージョンであることを確認します。
  2. 設定アプリを開きます。
  3. 「モバイルデータ通信」、「iPad用プランを転送」の順にタップします。
  4. 転送ボタンが目的の回線の横に表示されていれば、そのボタンをタップします。
  5. サービスの転送は、画面の指示にそって進めます。

アクティベーションの完了までに、数分の時間がかかることがあります。

契約先のポリシーで、データプランの転送に制限が設けられている場合があります。

既存のiPhoneのプランへの追加

iPhoneのプランへのiPadの追加は、対応する通信事業者で可能です。

追加の手順は、次のとおりです。

  1. iPadOSのバージョンが最新かを確認します。
  2. 設定アプリで、「モバイルデータ通信」をタップします。
  3. 「iPhoneのプランに加入」のタップの後は、画面の指示に従います。

「iPhoneのプランに加入」が選択できない場合の確認は、次のとおりです。

  • iPadのWi-Fiの設定が有効であること
  • iPhoneとiPadが同じApple Accountにサインイン済みであること

新しいプランを探す方法

プランの購入と設定の手続きが、iPadで直接できる通信事業者もあります。

位置情報サービスがオンの状態かを、最初に確認します。

位置情報サービスは、次の手順でオンにします。

  1. 設定アプリで、「プライバシーとセキュリティ」をタップします。
  2. 「位置情報サービス」をタップし、オンにします。

位置情報サービスがオンなら、次の手順で新しいプランを設定します。

  1. iPadOSが最新バージョンかどうかを、確認します。
  2. 設定アプリで、「モバイルデータ通信」、「新規プランを探す」の順にタップします。
  3. 最寄りの通信事業者の一覧の中で、通信事業者を選択します。
  4. その後は、画面の指示に従って設定とアクティベートを済ませます。

QRコードを使う方法

通信事業者が提供したQRコードによる、eSIMのアクティベートも可能です。

iPadの初期設定中の手順

iPadの初期設定中にQRコードを使う手順は、次のとおりです。

  1. 「モバイル通信を設定」の画面の表示中に、「QRコードを使用」をタップします。
  2. その後は、画面の指示に従います。

iPadの設定後の手順

iPadの設定後にQRコードを使う手順は、次のとおりです。

  1. QRコードは、通信事業者から入手します。
  2. カメラアプリを起動し、QRコードをスキャンします。
  3. 「モバイル通信プランが検出されました」の通知をタップします。
  4. 次に、「続ける」をタップします。
  5. 「モバイル通信プランを追加」をタップします。

次の両方に当てはまる場合は、スキャンと通知のタップの代わりに別の操作ができます。

  • 使用中のiPadが、iPadOS 17.4以降を搭載していること
  • QRコードを、通信事業者のメールかWebページで受け取ったこと

代わりの操作は、QRコードの長押しと「eSIMを追加」のタップです。

アクティベートでは、追加認証として確認コードの入力が必要な場合があります。

その場合、入力するのは通信事業者が提供したコードです。

その他のアクティベーション方法

その他の方法に対応している通信事業者もあります。

リンクを使う方法

リンクの用途は、eSIMのダウンロードとアクティベートです。

通信事業者からリンクを受け取った場合の手順は、次のとおりです。

  1. iPadOS 17.4以降のiPadで、受け取ったリンクをタップします。
  2. 新しいeSIMのアクティベートの通知が表示された後、「許可」をタップします。
  3. 最後に、「続ける」をタップします。

通信事業者の専用アプリを使う方法

専用アプリでのeSIMのアクティベートに対応している通信事業者もあります。

その場合のアプリの入手先は、App Storeです。

ダウンロードの後は、画面の指示通りに手続きします。

複数のプランの設定と切り替え

iPadには、複数のプランを設定できます。

Appleは、その方法として次を挙げています。

  • iPad上での、複数の通信事業者のプランの申し込み
  • 複数のeSIMプランの追加
  • nano-SIMトレイへのSIMカードの装着

有効なプランは、次の手順で切り替えます。

  1. 設定アプリの「モバイルデータ通信」をタップします。
  2. 「モバイル通信プラン」の見出しの下で、使いたいプランをタップします。

プランの変更とステータスの確認も、同じ「モバイルデータ通信」で行います。

モバイルデータ通信に接続できない場合は、その設定がオンの状態かを確認します。

確認の場所も、設定アプリの「モバイルデータ通信」です。

出典

2026年10月25日時点の内容です。

関連する記事