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ワイヤレスイヤホンは音が悪いって本当?

2019年11月11日更新

ワイヤレスイヤホンは音が悪いって本当?



簡単なおさらい
音質は何が決める?無線と有線
ただし!気にするのは本格志向の人だけ?
気軽に聴くならワイヤレスイヤホンが最強!?

前回「有線イヤホンとワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット」でも書きましたが、今回は更に詳しく無線イヤホンと有線イヤホンのメリット・デメリットについて紹介致します。

簡単なおさらい



有線イヤホン
メリット
1.音質の良さ、遅延がない
2.電池切れの心配が無い
3.安いものから高いものまで選べる
デメリット
1.ケーブルが引っかかる
2.断線などが起こる
3.動きが制限される

 
無線イヤホン
メリット
1.断線の心配が無い
2.プラグを挿さなくても聴ける
3.どんなに動いても引っかかったりしない
デメリット
1.無線接続のため音質劣化や遅延が起こる
2.電池が切れる心配がある
3.平均的に価格が高い

以上のように相反する形で、どちらにも良い点と悪い点が存在します。
中でもイヤホンにとって重要なのは音質ではないでしょうか?

ですので今回は音質の面に焦点を当ててみます。

音質は何が決める?無線と有線




まずは何故ワイヤレスイヤホンで音が劣化するとされているのか?から。

私達が聞いている音楽には周波数帯というものがあります。
その値が大きいほど豊かな音の表現が可能になるとされていますが…
同時にデータ容量も大きくなります。

Bluetooth接続では一度に送れるデータ量に限りがありデータを圧縮しなければイヤホンに音楽を送ることが出来ません。その結果…

データの圧縮=帯域を削る

こととなり、その特性から特に低音域では違いが顕著に現れるといいます。
音楽データ→圧縮→Bluetooth→イヤホン

と変換を行っていく際に元のデータから自然と情報が削られ残りやすい中域から高域の音が強く表現されるわけですね。

最近のワイヤレスイヤホンではアンプイコライザを搭載し、より元の音楽データに近い状態まで復元することも可能ですが…基本的に音楽データは不可逆(圧縮すると元に戻せないもの)なので後から味付けをしているに過ぎません。

なので深みがなく「シャリシャリとした音がする」ため結果的に劣化したと言われるのです。

その点ケーブルで接続している有線イヤホンでは圧縮の必要がないので削られる音も少ないという事ですね。

ただし!気にするのは本格志向の人だけ?




しかし、最近ではストリーミングサービスを使って気楽に音楽を聴ける環境が整っており以前のようにCDをデータ化して聴くということも少なくなっています。その上Bluetooth規格も進化し一度に送るデータ量が多くなっているので「Bluetoothイヤホンでも音質が変わらない」と感じる層も増えてきています。

また「音の劣化」はBluetooth接続により圧縮される前のデータも肝心な要素の一つです。例えば…

CDから高音質データに変換したものを聴いている
ストリーミングサービスで軽量のデータを受信して聴いている

この2つでは圧縮率が変わりBluetooth接続による音質劣化の度合いにも差が出てきます。

以上の点から、結論を出すと…

気軽に聴くならワイヤレスイヤホンが最強!?




ストリーミングサービスを使い音楽を気軽に楽しむのであれば音質面での心配は殆どいらないと言えます。

じっくりと高音質の音楽を楽しむ際には有線イヤホンが優位と言えるでしょう。

「有線とワイヤレス、どっちがいいのかわからない」

そんな方は是非、参考にしてみて下さい。
以前の記事も合わせてご覧頂ければ、キッカケ作りになるかもしれません。